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2007年度のトピックス

   

2008年2月9日(土)
豊明幼稚園 公開科学教室 報告

 2月9日(土)10時より、本学電子顕微鏡施設において豊明幼稚園年長組の親子を対象とした公開科学教室が開催されました。百年館の大教室で本学理学部の先生方から電子顕微鏡や観察する動植物についての楽しい説明を受け、続いて3グループに分かれて電子顕微鏡施設に移動しました。走査電子顕微鏡(SEM)で花粉と蚊を、透過電子顕微鏡(TEM)で酵母菌を、蛍光顕微鏡を使ってヒト細胞内の光るタンパク質を観察し、最後に実体顕微鏡を使って自分達が持参した色々な物を観察しました。
先生やスタッフと楽しく顕微鏡を覗き、お友達やご両親と新たな発見を分かち合う、貴重な体験となったことと思います。
 観察を終えると、園児さんたちから活発な質問や「楽しかった」「私も大学に行って研究をしたい」とのうれしい感想が飛び出し、スタッフにとっても楽しく充実した時間となりました。
 以下に、当日の様子を紹介します。

 

 

 


豊明小学校5年生 公開科学教室
「顕微鏡で見る生き物」

  附属豊明小学校の5年生を対象とした公開科学教室が、12月10・13・14日の3日間行われました。3台の走査型電子顕微鏡を使って、花粉(キク、ユリ、アサガオ、サザンカ、アカマツ)、小学校の池の水のプランクトン(ケイソウ、ミドリムシ)、髪の毛の観察を行いました。花粉やプランクトンは、小学校の理科の時間に光学顕微鏡で観察していたので、電子顕微鏡で見る像との違いを興味深く観察しました。また、先生や児童さんから提供してもらった髪の毛を、蒸着装置でコーティングするところから実習して観察しました。キューティクルや、枝毛になった毛先の様子に驚きの声が上がっていました。
  以下に当日の様子を紹介します。

 

 




2007年11月10日(土)
認定NPO法人化記念 第4回 可視化技術ワークショップ
「細胞分裂のイメージング
〜ここまで見えてきた細胞分裂のメカニズム〜
の報告

 11月10日(土)本学80年館851教室に於いて、第4回可視化技術ワークショップが、認定NPO法人綜合画像研究支援(http://www.jiirs.org)主催、 オープンリサーチセンター共催、社団法人日本顕微鏡学会後援により、開催されました。当日はあいにくの冷たい雨でしたが、今回も多くの方々にご参集頂き、講演も大変貴重で興味深い内容で、充実したワークショップとなりました。以下に当日の様子をご紹介いたします。

  日時:   2007年11月10日(土) 13:00〜17:50
  場所:   日本女子大学 目白キャンパス八十年館851教室

   
  
  プログラム:
 

13:00〜13:10 開会の挨拶  綜合画像研究支援 理事長 大隅 正子
   

座長:北里大学名誉教授  山科 正平
   

13:10〜13:45 細胞分裂の研究のこれまでとこれから    

新潟医療福祉大学医療技術学部健康科学科健康栄養学科 堀田康雄
   

13:45〜14:20 染色体構築のための分子メタボリズムを見る

                      癌研究所実験病理部  広田 亨
   

14:20〜14:55 細胞分裂における細胞小器官の変化

                北里大学医学部解剖学教室  玉木 英明
   

14:55〜15:30ゴルジ体・小胞体の形成と維持のための分子機構を探る

         九州大学医学研究院分子生命科学系部門細胞工学
         
         三菱化学生命科学研究所           近藤 久雄
   
  15:30〜16:00 休  憩
   

座長:弘前大学農学生命科学部生命理学講座  鮫島 正純
   

16:00〜16:35 微小管形成中心の実体から細胞板形成まで
 
 自然科学研究機構基礎生物学研究所生物進化研究部門  村田 隆
   

16:35〜17:10 分裂酵母の細胞質分裂
                  
                  学習院大学理学部化学科  馬渕 一誠
   


17:10〜17:45 分裂酵母を使った分裂期染色体の動態イメージング
          
          国立遺伝研究所系統生物研究センター  仁木 宏典

   

17:45〜17:50 閉会の挨拶 アカデミックサロンへの案内
           
           日本女子大学理学部物質生物科学科  永田 典子
   
  18:00〜20:00 アカデミックサロン(於、日本女子大学 新泉山館) 

(敬称略)

 

 

 

理学部サマースクール 生物2  8月8日
「ミクロの世界の造形美」
 

 平成19年8月2〜9日、中・高生を対象とした理学部サマースクール(実験体験教室)が約200名の参加により行われ、8月8日(水)にはオープンリサーチセンターによる「ミクロの世界の造形美」が開催されました。
  今回は、走査型電子顕微鏡( SEM )・透過型電子顕微鏡( TEM )・蛍光顕微鏡の3種類の顕微鏡を使って、色々な花の花粉を観察しました。それぞれの顕微鏡では、同じものを観察していても、見え方がまったく異なり、それぞれに美しい造形美をかもし出すミクロの世界を覗く、楽しい発見と驚きを実感するひと時となりました。
  以下に当日の様子を紹介致します。

    

 



第4回「夏休み小学生科学体験教室」8月4日
 〜〜ミクロの世界を覗いてみよう〜〜
報告

 平成19年8月4日(土) 13:30〜本学電子顕微鏡施設に於いて、「夏休み小学生科学体験教室」 (後援:文京区教育委員会・日本女子大学女性研究者マルチキャリアパス支援プロジェクト) が開催されました。 当日は、小学生と保護者 26 組 53 名の参加があり、昨年に引き続き「ミクロの世界を覗いてみよう」をテーマに、梅林力先生(日本蜘蛛学会・日本顕微鏡学会会員)の楽しいお話を伺いました。 その後 ORC スタッフと一緒に、実体顕微鏡と走査型電子顕微鏡で主に昆虫やクモの観察を行いました。なかでもクモの顔や、蚊の口などの顕微鏡像には驚きの声が上がり、電子顕微鏡像と実体顕微鏡像の比較なども興味を引いていました。
 「毎年楽しみにしています」と仰ってくださるリピーターの方もいて、教室終了後も梅林先生に、とても熱心に質問していらっしゃいました。また、今回特別展示した松影先生のチョウの写真も大変好評で、保護者の方も美しいチョウの姿を存分に楽しんでおられました。以下に当日の様子を紹介します。

  

 


2007年6月18日(月)〜2007年7月13日(金)
写真展「八ヶ岳周辺のチョウ」の報告

  6月18日から、80年館B棟学生ロビーギャラリーにおいて、本学理学部教授・松影昭夫先生の撮影されたチョウの写真を展示する写真展が開催されました。 長野県の八ヶ岳周辺で撮りためた、美しいチョウの生態写真(71種類)や、電子顕微鏡写真と解説を展示したこの写真展は大変好評で、当初の予定を延長しての開催となりました。
展示初日には、豊明幼稚園の園児さんたちが見学にいらして、松影先生から写真の説明を受け、帰りにはお土産にチョウの写真のポストカードを楽しそうに選んでいました。園児さんたちは、オープンリサーチセンターの科学教室でもおなじみで、 附属校ならではの交流の大切さを感じる機会でもありました。



↑写真展を見学する豊明幼稚園の園児さんと、松影先生


ヒメギフチョウ

 

2007年7月11日(水)
電子顕微鏡施設・オープンリサーチセンター技術セミナー

「日立走査型電子顕微鏡 S-900LV 使用法」報告

 2007年7月11日(水)、本学電子顕微鏡施設において、電子顕微鏡施設・オープンリサーチセンター技術セミナー「日立走査型電子顕微鏡S-900LV 使用法」が、認定NPO法人 綜合画像研究支援の後援で行われました。
 本学に設置されている、日立走査型電子顕微鏡 S-900LVは、インレンズ型で低加速高分解能タイプのSEMです。今回は、鞄立ハイテクマニファクチャ&サービスの 鈴木 猛夫氏を講師にお迎えし、詳しい取り扱い説明と使用法についてのセミナーを、SEM経験者向けに開催いたしました。
 以下に講習の様子を紹介いたします。


  


 

6月23日(土)オープンリサーチセンター公開セミナー
「味覚の先端的研究におけるイメージング技術の応用」報告

6月23日(土)14時より、本学百年館505教室において、オープンリサーチセンター公開セミナー
「味覚の先端的研究におけるイメージング技術の応用」が、認定NPO法人 綜合画像研究支援 (http://www.jiirs.org) の後援により開催されました。当日は、学生、教職員、一般合わせて55
名の方にご参加いただきました。
本講演会では、イメージング技術を用いて、味覚の末梢と中枢での情報処理の第一線で活躍
されている先生方をお招きして、イメージング技術の紹介とそれによって得られた成果を話してい
ただきました。以下に当日の様子をご紹介します。

 



 

 


〔プログラム〕

1)長井 孝紀 先生(慶応義塾大学教授)
 『生理・形態学におけるイメージング技術』

 

2)丸山 豊 先生(マイアミ大学医学部客員研究員)
 『味細胞の機能解析を目指したバイオイメージング』

 

3)小早川 逹 先生((独)産業技術総合研究所 人間福祉医工学研究部門)
 『人間の味覚中枢 ? その時空間的表現』