(お知らせ)

日本女子大学オープン・リサーチ・センターは、2008年度で終了いたしました。
2009年度より、日本女子大学バイオイメージングセンターとして新たなメンバーを
迎え、いっそう充実した活動を行って参ります。


日本女子大学バイオイメージングセンター第1回公開シンポジウム
「生命現象をイメージングする」のご案内


生命は、いろいろな形でその生命の営みを私たちに見せてくれます。
細胞内で働く生体分子、細胞を構成する微細な構造、秩序立った細胞間の相互関係、
そして環境に応じた生物個体の振る舞いなど、生命が示す表情は実に様々です。
このシンポジウムでは、分子、細胞、生命個体そして環境という4つの異なる視点から、
イメージング技術を利用しながら生命現象を捉えていく取り組みを紹介します。

■演 者:和賀祥、関本弘之、永田典子、宮本武典、今市涼子、宮崎あかね、市川さおり
■日 時:2009年10月3日(土) 13:30〜16:10 (会場13:00)
■会 場: 日本女子大学 八十年館 851教室
■参加費用: 無 料(シンポジウム、サイエンスカフェ 共に)

2009年2月14日(土)
豊明幼稚園 公開科学教室 報告

 2月14日(土)10時より、本学電子顕微鏡施設において豊明幼稚園年長組の親子を対象とした公開科学教室が開催されました。
 百年館の104教室で本学理学部の先生方から楽しいお話を聞き、続いて3グループに分かれて電子顕微鏡施設に移動しました。走査電子顕微鏡(SEM)でアサガオ、サザンカ、キクなどの花粉とクモ、コオロギなどの虫を、蛍光顕微鏡でゾウリムシと花粉を、そして実体顕微鏡を使って虫や自分達で持参した色々な物(お札やハンカチ、食べ物など)を観察しました。
 先生やスタッフと楽しく顕微鏡を覗き、お友達やご両親と新たな発見を分かち合う、貴重な体験となったことと思います。
 観察中から 「この顕微鏡は1台いくらするんですか? 家にも欲しい!」などと、熱心なおねだりの言葉も飛び出し、未来の科学者の頼もしい姿を見ることができました。
 (大学で使用しているライカの実体顕微鏡は、1台30万円ほどです。光源別。)
 
 以下に、当日の様子を紹介します。

  

 

オープン・リサーチ・センター

Topics 概要 組織 設備 主要な技術 研究活動 これまでの活動 研究成果の公表状況 リンク
 
最近のトピックス

2008年11月8日(土)
認定NPO法人 第5回 可視化技術ワークショップ
バイオイメージテクノロジーを用いた微生物多様性へのアプローチ

開催の報告

 

 11月8日(土)13:30より、本学新泉山館 国際交流センター大会議室にて 第5回可視化ワークショップが、 認定NPO法人 綜合画像研究支援(http://www.jiirs.org)主催、オープン・リサーチ・センター共催、社団法人日本顕微鏡学会後援により、開催されました。当日は約70名の参加があり、時間をオーバーする程の熱い議論の場となりました。
 アカデミックサロンも和やかに行われ、講師の先生がお持ちになったマイコプラズマのキャラクターつきバッジや特製のキャンディが振舞われるなど、大変楽しいひと時となりました。

                  
   

プログラム

13:00〜13:10 開会の挨拶 綜合画像研究支援 理事長  大隅 正子
  座長 帝京大学 名誉教授 山口 英世
    帝京大学医真菌センター 准教授 西山 彌生
 
13:10〜13:30 プロローグ 帝京大学 名誉教授 山口 英世
13:30〜14:10 放線菌における形態の多様性と系統分類
  独立行政法人理化学研究所バイオリソースセンター 専任研究員 工藤 卓二
14:10〜14:50 高等菌類の無性生殖器官の多様性と系統・分類に対するその意義
  独立行政法人理化学研究所バイオリソースセンター 専任研究員 岡田 元
14:50〜15:30 病原細菌、マイコプラズマの滑走運動 ― 構造とメカニズム ―
  大阪市立大学大学院理学研究科 教授 宮田 真人
15:30〜15:50 休  憩
 
15:50〜16:30 溶血毒素ストプトリジンOの溶血機構の解析
― タンパク毒素の生体膜上での会合とドメイン3の膜貫入の可視化 ―
  北里大学薬学部 非常勤講師 関矢 加智子
16:30〜17:10 深海微生物の多様性から生物進化を考える
  東京医科大学神経生理学 兼任講師 小塚 芳道
17:10〜17:50 培養した細菌と自然界の細菌
  九州大学 名誉教授 天児 和暢
17:50〜18:00 閉会の挨拶 アカデミックサロンへの案内
  日本女子大学 教授 今市 涼子
18:00〜20:00 アカデミックサロン 桜楓2号館
(敬称略)

2008年10月11日(土)
オープン・リサーチ・センター 公開シンポジウム
ミクロの視点から捉える地球生命系の報告


 10月11日(土)本学80年館851教室に於いて、オープン・リサーチ・センター公開シンポジウム「ミクロの視点から捉える地球生命系」が開催されました。今回のシンポジウムは、オープン・リサーチ・センターの締めくくりとしての位置づけもあり、当日は発足当時からのメンバーでもいらっしゃる、松影昭夫前教授や、大隅正子本学名誉教授も駆けつけてくださいました。
 また、今回初めての試みとして、終了後にサイエンスカフェ(交流会)を設けました。本学志望の高校生の参加もあり、熱心に質問されるなど、参加者の皆さん、教員、ORCスタッフにとっても、大変有意義な時間となりました。
 以下に当日の様子を紹介いたします。


  日時:   2008年10月11日(土) 13:30〜16:00
  場所:   日本女子大学 目白キャンパス八十年館851教室
  

 
  
  プログラム
 

13:30〜   はじめに   松影 昭夫 (帝京科学大学/前本学理学部教授)
   

13:35〜14:10 「分子の構造と生物に対する毒性の関係 」   

                         宮崎 あかね(本学理学部准教授)
   

14:10〜14:35 「生理機能から見た地球生命系のしなやかさとその限界」

                         宮本 武典 (本学理学部教授)
   

14:35〜15:00 「地球の特異な生態系
              -激流を生き抜く植物が作った究極の適応システム-」

                         今市 涼子 (本学理学部教授)
   
  15:00〜15:10 休  憩

15:10〜15:35 「地球生命系における母性遺伝の不思議」

                         永田 典子(本学理学部准教授
   

15:35〜16:00 「ミクロの視点から捉えた植物の受精のしくみ」
 
 
                        関本 弘之(本学理学部准教授
   

16:00〜 おわりに            永田 典子(本学理学部准教授/ORC代表)
 
                                              (敬称略)

16:30〜 サイエンス・カフェ            
               
               70年館1階 生協ランチェにて 
                  

 

理学部サマースクール 生物5  8月7日
「ミクロの世界の造形美」
 

 今年も、中・高生を対象とした理学部サマースクール(実験体験教室)が約150名の参加により行われ、8月7日(木)にはオープン・リサーチ・センターによる「ミクロの世界の造形美」が開催されました。
  走査型電子顕微鏡( SEM )・透過型電子顕微鏡( TEM )・蛍光顕微鏡の3種類の顕微鏡を使って、色々な花の花粉を観察しました。それぞれの顕微鏡では、同じものを観察していても、見え方がまったく異なり、それぞれに美しい造形美をかもし出すミクロの世界を覗く、楽しい発見と驚きを実感するひと時となりました。
  以下に当日の様子を紹介致します。

    

 



第5回「夏休み小学生科学体験教室」8月2日
 〜〜ミクロの世界を覗いてみよう〜〜
報告

 平成19年8月2日(土) 13:30〜本学電子顕微鏡施設に於いて、「夏休み小学生科学体験教室」 (後援:文京区教育委員会・日本女子大学女性研究者マルチキャリアパス支援プロジェクト) が開催されました。 当日は、小学生と保護者 40 名の参加があり、昨年に引き続き「ミクロの世界を覗いてみよう」をテーマに、梅林力先生(日本蜘蛛学会・日本顕微鏡学会会員)の楽しいお話を伺いました。今年は特に、クモや昆虫の「あし」を取り上げ、それぞれのしくみの違いやについても、分かりやすい説明がありました。
 その後 ORC スタッフと一緒に、実体顕微鏡と走査型電子顕微鏡で主に昆虫やクモの観察を行いました。特に実体顕微鏡での観察は、一人一台の顕微鏡を使用でき、それぞれ好きなサンプルを観察することができたので、大変好評でした。
 「子どもにも分かりやすいお話で、親切な内容だった」「顕微鏡観察の時間をもっと長く取ってほしかった」など、たいへん熱心な感想をいただき、楽しい雰囲気の中、名残惜しさも感じながら、無事終了しました。
 以下に当日の様子を紹介します。

  

 


豊明小学校5年生 公開科学教室
「顕微鏡で見る生き物」

  附属豊明小学校の5年生を対象とした公開科学教室が、12月3日(水)4日(木)の2日間行われました。3台の走査型電子顕微鏡を使って、花粉、小学校の池の水のプランクトン、髪の毛の観察を行いました。花粉やプランクトンは、小学校の理科の授業でも光学顕微鏡で観察していたそうですが、電子顕微鏡で見る像との違いに驚きの声が上がっていました。髪の毛は、蒸着装置でコーティングするところから実習して観察しました。美しくうろこ状に並んだ健康なキューティクルと、傷んで枝毛になった毛先の様子の違いも、女の子ならではの興味を引かれていた様子でした。
  以下に当日の様子を紹介します。