2011年度のセミナー・ワークショップ

 「教職員のための教育法規 −入門編−」

 講師:坂田 仰 (日本女子大学教職教育開発センター教授)
            黒川 雅子(東京女学館大学准教授)
 日時 2011年10月1日(土) 13:30〜16:30
 場所 日本女子大学目白キャンパス新泉山館会議室1・2
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  震災で延期となった今年度第1回目のワークショップでしたが、遠方からも多くの先生方がご参加くださいました。学校事故のリスク管理について、前半は法的な面から例題を交えての講義が行われ、後半はグループに分かれて熱心なディスカッションが繰り広げられました。学生から管理職まで、多彩な立場や校種の参加者による意見交換が有意義だった、とのご感想を多く頂きました。

前半の講義 グループ別のディスカッション 各グループを
講師が巡回しました

 「発達障害の理解と対応」
 講師:上野一彦(東京学芸大学名誉教授・大学入試センター特任教授)
 日時 2011年12月10日(土) 13:00〜16:00
 場所 日本女子大学目白キャンパス新泉山館会議室3・4

   第2回目のワークショップ「発達障害の理解と対応」は上野一彦・東京学芸大学名誉教授を講師にお迎えしました。長年、特別支援教育推進に尽力されてきた上野先生の発達障害の概念整理は、とかく曖昧になりがちな発達障害に関する理解を大いに助けてくれるものでした。また、後半はグループごとに、障害をもつ子どもや保護者、周囲の子どもたちへの対応について学校現場での経験も踏まえてディスカッションしました。「障害とは理解と支援を必要とする個性である」という上野先生の言葉が印象に残るワークショップでした。

   
上野先生の講義 課題について話し合う

 「学力向上のための授業づくり」
 講師:吉崎静夫(日本女子大学教職教育開発センター所長・人間社会学部教育学科教授)
 日時 2012年2月18日(土) 13:00〜16:00
 場所 日本女子大学目白キャンパス新泉山館会議室3・4

   第3回目のワークショップ「学力向上のための授業づくり」は当センター所長の吉崎静夫教授が講師を務めました。国際学力調査や全国学力調査の結果を踏まえて、「習得」、「活用」、「探究」の3つの学力の関係についての講義の後、参加者は各グループに分かれて実際に小学校「国語」と「算数」の教科書を使って、「授業デザインのモデル図」作成に取り組みました。@授業に対する思い、A授業の発想、B授業の構成、C授業で用いる教材の開発、D日常生活での問題意識―が書きこまれたモデル図は、短時間にもかかわらず、参加者全員が集中して作り上げた成果がよく現れていました。現職の先生同士、また教職を目指す学生にとっても先生方と活動ができたことで、授業研究への意欲を高めることができたワークショップとなりました。

     
最初の講義 グループ制作の相談中 作成した資料を使って発表