<1>教員組織
5大学からバランス良く専任教員を選出し、兼担教員、兼任教員を加え、教員組織を構成した。
専任教員の教育・研究における連携は、定期的な共同教職研究科委員会を開催すること、実務家教員を中心としたチームによりの教育実習の指導を行うこと、研究科委員会以外に委員会活動を専任教員が分担して行うこと等により図ることとした。
<2>共同教育課程の編成
共同教職大学院の教育課程は、各大学で既に開講されている科目を学生が選択して単位を修得するのではなく、5大学で設置の目的にあった教育課程を5大学の既存の研究科とは別に編成することとした。
@)カリキュラム
女性教員の中から次代の学校経営を担う専門的職業能力を備えた中核教員を大学院段階で養成する必要があると考え、これまで5女子大学が女性教員を学校現場に輩出してきた経緯を踏まえ、共同教職大学院では、多様な教育課題に対処しうる実践的指導力の養成と学校経営全般に関する高い資質を有したスクールリーダーの養成、またその後継者となりうる人材の養成を主眼とした。
共同教育課程は、高度な専門性を備えた教員を育成するために、全ての学生が共通に履修する6領域からなる「共通科目」(必修)、学生の関心や課題に関して学修を深めるために開設する「選択科目」(選択)、共通科目と選択科目により修得した理論と実践を融合した知見を学校現場に活かすための「学校等における実習科目」(必修・選択)から構成されている。
「共通科目」、「選択科目」、「学校等における実習科目」それぞれの表はこちらから
A)開設大学
共同教育課程に係る修了要件について、専門職大学院設置基準第34条第3項の定めにより、それぞれの教職大学院において当該共同教職課程に係る授業科目の履修により7単位以上を修得することとなっているため、各授業科目にすべて開設大学を割り当て、教員が所属大学の枠を越えオムニバス形式で授業を担当する場合も、科目運営等に責任を持つ開設大学を割り当てた。
B)時間割
5大学のキャンパスを利用して授業科目を開講するよう時間割を設定した。時間割設定に関しては、次の点に配慮した。