メディアセンターの目的
メディアセンターは、日本女子大学の情報技術およびネットワークを利用した教育、研究および学習を支援し、情報化を推進することを目的として設置されています。 メディアセンターでは学生や教職員の情報化支援のために相談窓口を設け、コンピュータに関する質問を受け付けているほか、各種ソフトウェア利用のための説明会や講習会を開催しています。 日本女子大学に在籍する学生は、どなたでもコンピュータ演習室を利用することができます。所長挨拶
メディアセンター長 長谷川 治久本学における情報化への取り組みは歴史が古く、情報技術が社会に浸透している世情をみると先見の明を感じます。初期のコンピュータは、 大規模な計算を行うための特別な装置でした。その後、テキストや画像、音声、動画などのマルチメディア情報を扱うように進歩し、 さらにインターネットで結ばれると、すべての人の間で「知」を共有する巨大システムとして発展しました。メディアセンターは1963年に『計算研究所』として設立され、 その後『コンピュータセンター』、そして『メディアセンター』と名称を変更しながら取り組みを継続しています。この名称の変遷は、技術の進歩にあわせて役割を広げながら 研究、教育活動に貢献してきたことのひとつの証とも考えられます。
情報技術により誰もが広く情報を発信できるようになりました。社会に出ればどのような職種であっても、情報を処理して発信することが求められます。 すなわち、情報リテラシは、社会で発言できる女性となるために必須のスキルと言えます。また、情報が処理されている仕組みを知ることは、情報社会のリスクに対峙するための重要な教養です。 これらの修得には、時代に即した情報システムを身近に使える環境が求められます。メディアセンターは、そのような環境を整備することで、教育、研究、また学生の自律的な学習を支援していきます。 日進月歩の情報技術は、同時に世の中も大きく変えつつあります。今後もメディアセンターは、加速度的に発展を続ける情報社会に対応する教育、研究環境を提供、運用していけるよう努力を続けていきます。 これからも、皆様方のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
沿革
年(和暦) | 沿革 |
1966(S41)年 | 上代タノ学長のもと、電算機委員会発足 |
二宮玲子(元理学部教授)着任 | |
1968(S43)年 | 計算研究所設立。TOSBAC3400を設置 |
学長が所長を兼任、計算研究所主事橋爪浅治教授就任。専任3名着任 | |
1969(S44)年 | 第 1回夏季電子計算機講習会(FORTRANプログラミングと実習)開催 |
1973(S48)年 | 計算研究所情報第1号発行。計算研究所主事村勢一郎教授就任 |
計算研究所運営委員会発足 | |
1977(S52)年 | 計算研究所主事正木光教授就任 |
1978(S53)年 | ACOSシリーズ77NEACシステム300を設置 |
1981(S56)年 | 計算研究所主事岡田利弘教授就任 |
1985(S60)年 | FACOM340R、TSS端末F9450II36台設置 |
構内回線3回線をFACOM340に接続 | |
東京大学大型計算機センターN1ネットに接続 | |
コンピュータ運用委員会を発足 | |
1987(S62)年 | 計算研究所主事貝塚徹教授就任 |
1988(S63)年 | FACOM340Uにグレードアップ |
1990(H2)年 | システム更新。学内LAN構築 |
パソコン(NEC-PC9801、128台)を実習室3室に設置。学内LAN構築(SSネット) | |
・東大大型計算機センターのノードとした全国大学間ネットワーク | |
・学術情報センターデータベースへアクセス | |
・国際的研究機関のネットワークBITNETに回線速度64kbpsで接続 | |
・本学図書館蔵書、雑誌の検索 | |
・実習室III、および学内からFACOM340Uシステムへのアクセス | |
・学内電子メール、電子掲示板の利用 | |
1990(H2)年 | 西生田計算研究所発足 |
1991(H3)年 | 計算研究所主事峰村勝弘教授就任 |
1994(H6)年 | 理学部教育用分散処理システム構築に伴い、インターネットサーバ機(DNS、Mail、News、WWW)を設置 |
JOINに回線速度64kbpsで接続、インターネット通信を運用開始 | |
1995(H7)年 | 計算研究所をコンピュータセンターと改名 |
日本女子大学「コンピュータセンター年報」第1号発行 | |
1996(H8)年 | 目白、西生田コンピュータセンター教育システム再構築 |
1998(H10)年 | コンピュータセンター長上川井良太郎教授就任 |
1999(H11)年 | 目白、西生田教育システム更新 |
2002(H14)年 | コンピュータセンター長田中功教授、副センター長岩立志津夫教授就任 |
2003(H15)年 | 目白、西生田教育用システムに更新 |
目白コンピュータセンター百年館低層棟に移設 | |
2004(H16)年 | 学長がコンピュータセンター所長の兼務を廃止、センター長が所長、副センター長が副所長となる |
11月6日、35周年記念講演会開催 | |
2005(H17)年 | コンピュータセンター副所長小山高正教授就任 |
2006(H18)年 | コンピュータセンター所長吉井彰教授就任 |
2007(H19)年 | 4月1日 メディアセンターに改組 |
2008(H20)年 | 目白、西生田 情報教育システム更新 |
メディアセンター所長岩立志津夫教授就任 | |
2012(H24)年 | 目白、西生田 情報教育システム更新 |
メディアセンター所長濱部 勝教授就任 | |
2016(H28)年 | メディアセンター所長長谷川 治久教授就任 |
2017(H29)年 | 目白、西生田 コンピュータ演習室システム更新 |
2021(R3)年 | 目白コンピュータ演習室システム更新 |