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川崎市多摩区学校サポート事業について

 

(川崎市多摩区・3大学連携事業 学校教育ボランティア学校サポート事業報告書より抜粋)

学校名

 

ボランティア受け入れについての考え方

 稲田小学校

  
 ボランティア(サポートフレンドと呼んでいる)が入ることで、児童を見る目やかかわる手が増え、担任のゆとりが生まれ、支援や対応の幅や工夫がもてるようになります。サポートフレンドは、将来的に教職を志していることもあり、教育現場にかかわる姿勢が前向きであり、児童に対して真摯に、丁寧に向き合っています。学校としても、ボランティアとして入ってもらえることは大変ありがたいと考えています。
 
 

 長尾小学校

 
 最近は、通常級に在籍している児童の中にも個別の支援を要する子が少なくありません。そんな子どもたちにとってボランティアは大変心強い存在となります。また、学習面だけでなく友達との関わりが苦手な子どもへの対応など、担任だけでは難しい時間(休み時間や清掃活動)においてのアシスト役としてとても重宝しています。

 宿河原小学校

 
 児童の個性が多様化してきており、担任一人では、個々の学習活動や生活面での指導に対応していくのが難しくなってきています。多くの目で見ていくことが、充実した学習活動や児童とのより深いかかわりを培っていく上で重要となってきています。

 登戸小学校

 
 @近隣大学との連携により地域と共に歩む教育を推進する。A学生の力を十分に生かし教育的効果を上げる。B将来の教育界を担う学生の資質向上に努める。

児童の実態を見極め、細やかに目標を設定し、ふさわしい指導法を工夫することを学んで欲しいと思います。

 中野島小学校

 
 児童支援活動推進モデル校となり児童支援コーディーネーターを中心に教育相談の充実、個別指導の充実に取り組んでいます。特に、個別学習や入り込み支援では、教育活動サポーター、特別支援教育サポーター、理科支援員などの有償サポーターおよび学生ボランティアを積極的に受入れ支援体制づくりを進めています。

 下布田小学校

 
 学習面に対する支援(学習の内容がわからない・取り組みが遅れてしまう・授業に参加していない)と生活面の支援(友だちとトラブルを起こす・うまく集団になじめない)等両面でのサポートをしてもらっています。個々の児童だけではなく、全体的に人手が必要な場面でも協力いただいています。

 東菅小学校

 
 本校では、教育ボランティアを「フェローシップ(Fellowship)=目的を共にする仲間、協働、協力」と呼んでいます。教職をめざすフェローシップの方々の将来に役立つよう、学校現場での経験を広げたり、学習の指導法を学んだり出来るよう配慮しています。運動会や学習発表会などの学校行事への参加を呼びかけるなどして、日常の教育活動以外の経験もできるように働きかけています。

 南菅小学校

 
 ボランティアの学生には、本校におけるサポートの仕方について具体的に説明を行い、教育活動における児童のサポート役として、責任をもって活動していただくようお願いしています。児童の年齢に近いことを生かし、休み時間などもよく遊んでいただき、その時も教育活動に携わっているという立場を意識して行動してもらっています。将来の役に立つよう、学生に時間的な余裕があるときは、研究授業や校内研修、運動会や学習発表会などの学校行事にも参加してもらっています。

 西菅小学校

 単なるボランティアという立場ではなく、教職員と一緒になって児童への教育活動に関わってもらう大切な存在として受け入れています。

 菅小学校

 
 @地域力活用の延長線上として、保護者や学生の協力も積極的に受け入れる。A学校教育ボランティアの活動で、学校教育に豊かさや深まりを期待する。B補助者の立場で教育活動にかかわる。

 学校インターンシップの1年次では職場体験をして現場の実状を知ってもらい、2年次では担任の意図を察知し子どもの支援にあたってもらい、学校教育ボランティアでは、現場の実状に合わせて、担任の指示、許可のもと指導できるようになってほしいと考えています。

 東生田小学校

 
 継続的・定期的に、同じ学生ボランティアが長時間にわたって来校してもらえるということで、学級・学年の実態を見ながら基本的には学年やクラスを固定しました。配属クラス以外にも、休み時間・学習時間・給食・清掃時間など、学校生活のあらゆる場面で子どもたちとかかわって活動し、理解を深めながらサポートしてもらいたいと考えています。

 三田小学校

 
 日本女子大学等の学生の参加を得ることで一人一人への支援の時間が今まで以上にかけられるようになり、子どもたちのプラスの変容につながっています。また、教職を希望する学生の教職へのステップ(プレ教育実習)の一つとして位置づけ、学校教育ボランティア活動を通して教育現場を直に感じ取り、教職への思いをより具体化してもらえるよう、学校全体で取り組んでいます。

 生田小学校

 
 通常級や、特別支援級担任の補助として、個別の学習指導を必要としている児童や健康上に不安のある児童に対して支援を行ってもらい、子ども達が安全で安心して学習に取り組めるよう学びの場の保証をしていくことが大切と考えています。

 南生田小学校

 
 @実際の教育現場を体験させながら、次代を担う教師養成の場の一助とする。A学習サポーターとして自己の目標を設定し、達成するための支援をする。Bボランティア(学習サポーター)担当教員が、計画立案しその指導と支援に対して学習サポーターは、真摯に受け止めて、子どもたちの具体的な支援につなげる。C普通級における、TTや個別支援等を行う。D特別支援学級における支援を行う。

 稲田中学校

 
 本校には、特別な支援を必要とする生徒が各クラス数名ほどおり、学級担任、教科担任を中心にさまざまな工夫や配慮をしながら指導を行っています。授業をTTにすることにより、特別な支援を必要とする生徒への個に応じた授業の充実を図っていますが、TTを行うには教員数が少ないので、学生ボランティアの方々にTTの授業に入っていただいています。

 中野島中学校

 
 ボランティア大学生による学習相談を夏季休業中の前半、後半の2回にわたり、4日間、午前、午後で設定しました。内容については、生徒の宿題等の課題解決、数学・英語の学習相談を中心に依頼しました。大学生ボランティアは、生徒と年齢差があまりなく、生徒が身構えることなく、気軽に相談、指導を受けやすいと思われます。

 菅中学校

 
 学校教育の抱える今日的課題として、特別に支援が必要な生徒への対応があります。学習に対する支援だけではなく、気持ちのコントロールや人との関わりに不安を抱える生徒も含めて特別支援コーディネーターを中心に特別支援教育、教育相談の充実を図るために教育ボランティアの導入を積極的に行いました。保護者と連携し、SC、巡回相談等外部機関とも連携して行う支援はニーズも高く、教育ボランティアの存在は大切なものになっています。

 南菅中学校

 
 教育的支援を必要とする生徒が年々増加傾向を示し、またニーズも多様化してきています。そこで、一斉指導でのTTT2,T3)や、個別での指導、特別支援学級の補助としての生徒対応をお願いしたいと考えております。教育ボランティアの方にお願いしたいことは、生徒の困り感に寄り添っていただくことです。個々の実態に合わせて支援をしていただきたいと考えています。特に授業内で関わっていただくことが多いので、将来教職を志す方が望ましいと思っています。

 枡形中学校

 
 学校規模に比べてサポ−ト級(特別支援学級)在籍の生徒が12名と比較的多いため、随時特別支援の教育ボランティアの方を募っています。また、普通級在籍の生徒の中にも授業についていくのが困難な生徒もいて、学習支援のニーズはかなり多いと思われます。そこで、それら生徒の支援にも学校教育ボランティアの学生の力に大いに期待を寄せています。ボランティアをしていただける方には、学生であっても社会人としての礼儀と節度がある人、明るく元気な人、誰にでもはきはきと挨拶等ができる人を望み、出来れば教職の志がある人、生徒と関わりを持つことに関心があり意欲的な人、生徒に寄り添ってものごとを考えることのできる人を強く求めています。

 生田中学校

  
 大学生の方々が教育ボランティアとして学校に足を運んでくれたときには、生徒と心が通い合う、そして生徒と未来を共有できるすばらしい時間だと感じています。また教育ボランティアの制度については、いわゆる互恵的な関係であることが大切であると考えます。本年度は新入生の中に特に支援が必要な生徒が複数おり、多動や情緒不安定などで、落ち着かない状況のときがあります。なるべく多くの目が必要で、毎回特別支援学級で指導の補助に入って頂きました。

 南生田中学校

 
 本校では、平成18年度から特別支援教育の一環として「オープン教室」を開設しています。これは、個別的なニーズのある生徒に対して、個々に応じた支援を提供するために、毎週金曜日の放課後図書室を開放して、教育相談や学習相談、学習指導などを1時間程度行う教室です。学生ボランティアには、この教室の補助的な役割と、支援級の補助、通常級の授業の補助も含めてお願いしています。近年、支援級のサポート以外に通常級においても学習支援が必要な生徒が多くなっており、個別に対応できる学生ボランティアの力に期待しています。

 

 

 


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