専門職大学院等教育推進プログラム

-女性中核教員養成女子大学連合モデル-

学長のコメント

大妻女子大学長 大場 幸夫

これは、性の格差を直視した教育実践の最先端の協働という新たなチャレンジである。 5女子大学による専門職養成への組織的な取り組み自体が新たな試みである。産学官民連携の時代であればこそ、共同する意義が非常に大きい。 これを機に、各大学の女子高等教育の実績をもって女性中核教員養成のために共同し、その取り組みの可能性と将来に大いに期待するものである。






実践女子大学長 湯浅 茂雄

この度の「連合教職大学院」構想は、これまで多くの女性教員を世に送り出した実績を持つ5大学がそれぞれの 特色を活かし、現代の教育現場の複雑多岐にわたる問題に対処できる高い資質と能力を持つ人材を育成しようと するものである。このように女子大学が連携して社会的な責務を担おうとするのは全く新しい取り組みであり、今後の 女子高等教育の可能性を拓くものと確信するものである。





昭和女子大学長 板東 眞理子

古くから女性がその特性を活かせる職業の一つとして、学校教員は多くの実績をあげてきました。 男女共同参画の現代において、女性教員の役割はまます重要となります。 しかしながら、現実は女性の教員の数は多いものの、女性の管理職教員の数は、まだまだ男性の比ではありません。 このような状況の中で、教員養成に定評のある5女子大学が「そのよさを活かしあい」共同で教職大学院を設置する取り組は、 非常に価値のある先駆的な取り組みだと思います。





東京家政大学長 木元 幸一

歴史と伝統を誇る5つの女子大学が、共同で教職大学院を作るということは、大変意義深いことです。 現在、様々な教育改革が進められていますが、今や、教育的諸課題の解決には、女性の側からの受容と発想が欠かせません。女性が、社会の一翼を担うという明確な 意識を持つべき時代に来ており、そのためには、中核的立場も避けられず、しかるべき資質の涵養が求められます。それは女性のためにではなく、日本の将来のために必要なことです。





日本女子大学長 後藤 祥子

中等学校教員職は早くから、女性に開かれた聖職として大きな地歩を占めてきましたが、管理職は限られ ていました。近時、教育の社会的課題が増すなかで、女性教員、わけても女性管理職の果たす役割の重さ はますます強く実感されてきています。 教員養成の実績を誇る女子大学が連携することの意義は計り知れないものがあります。