ブックタイトル日本女子大学大学院 GUIDE2016
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日本女子大学大学院 GUIDE2016
カリキュラム構成日本女子大学大学院修了後の主な就職先〈2015年度専任教員〉(特別研究担当者)紹介 【専門分野】東芝、日立製作所、日本電気、三菱電機、日産自動車、三菱自動車工業、大日本印刷、富士通、キヤノン、東日本旅客鉄道、日本銀行、NTTドコモ、ソニー、住友電気工業、東日本電信電話、KDDI、浜松ホトニクス、オリンパス、ヤフー、中高教員(東京都、愛知県、長野県、その他私立中高等) など真理は無限の彼方にあるわけではない勇気を持って未知のことに挑戦しよう カリキュラムにはゼミと講義の二つがあります。ゼミでは教員の指導のもと、数理、情報、物理の三つの領域に分かれて研究を行います。数学系では、代数学や幾何学などの講義があります。また、情報系としてコンピュータや通信に関する講義があり、物理系には量子力学や物性に関する講義があります。愛木 豊彦 教授 【非線形偏微分方程式の解析】建造物のコンクリート中性化や形状記憶合金で作ったバネなどの現象を記述する非線形偏微分方程式のシステムについて研究しています。秋本 晃一 教授 【表面・界面物理】さまざまな現象があらわれ、応用上も重要な半導体や金属の表面・界面の構造やひずみに関する研究をシンクロトロン放射光や電子線を使って行っています。小川 賀代 教授 【自由空間通信システム、情報システム】光通信の大気伝搬特性の解析、時分割による多元接続の検討やデータマイニングによるeラーニング、eポートフォリオを活用した人材育成システムの開発を行っています。奥村 幸子 教授 【電波天文学】電波天文学が専門で、分子ガスの観測による銀河の進化を研究しています。観測データの較正法や画像解析を通して観測システムの高精度化の研究も行っています。金山 寛 特任教授 【計算理工学】偏微分方程式で記述された問題を有限要素法で近似する際の、現象の定式化・離散化・数値解法に至るまで、ソフトウェアの開発・提供・利用を通した総合研究を行っています。栗原 章 教授 【整数論、保型関数論、代数学】志村曲線などの代数曲線のいろいろな性質に注目しています。p進体や有限体上の代数曲線を対象としてコンピューターも用いていろいろな実験をしています。今野 良彦 教授 【数理統計学、多変量解析】さまざまな情報の溢れる現代社会で、必要な情報を科学的に抽出するための手法の体系と理論である統計学の数理的な側面を研究しています。島田 良子 教授 【光物性】ワイドギャップ半導体と有機発光材料によるヘテロ構造を作製し、無機と有機励起子間のハイブリッド効果に関する研究を行っています。東海林 まゆみ 教授 【数値解析】さまざまな現象を理解するため微分方程式、特に理論解析が困難な問題をコンピューターで数値計算し結果をCGで描画して解析研究を行っています。中島 徹 教授 【代数幾何、符号理論、暗号理論 等】多項式の零点として得られる代数多様体の幾何学とその符号理論、暗号理論への応用について研究しています。長谷川 治久 教授 【情報通信ネットワーク】情報通信ネットワークにおける情報の流れ(トラヒック)を評価、可視化し、ネットワークの性能と品質を高めるための制御法について研究を行っています。濱部 勝 教授 【天文学、天文情報処理】銀河天文学および画像処理を主とする天文情報処理を専門に行っています。銀河団の測光による銀河団および銀河の大局的構造の研究や小惑星の観測的研究も行っています。林 忠一郎 教授 【結び目と3次元多様体】結び目は3次元空間内の絡まった輪。連続的に動かしても同じ結び目。g個穴ドーナツ2つを表面同士で貼り合わせ3次元多様体を得ます。貼り合わせ方は無限。石黒 亮輔 准教授 【低温物理学】低温物理学が専門で、微細加工で作製する超伝導接合を舞台にし、巨視的量子現象に関する研究を行っています。 本専攻は科学の基礎である数学と物理学を基盤として、数理、情報、物理の三つの側面から真理を探究することを目標としています。これらは相互に密接に関連しており、一つの専攻として総合的な教育・研究体制を構成しています。理系の専門的な知識を生かし、ライフワークバランスを大切にしながら、研究者、技術者、教員としてさまざまな分野で活躍できる人材の育成を目指しています。夏井 利恵 准教授 【エルゴード理論、力学系理論】解析学の中でも、特にエルゴード理論が専門分野であり、さまざまな具体的モデルの可測力学系を対象に、主に確率論や数論からのアプローチで研究を行っています。横田 裕介 准教授 【センサネットワークシステム】多数の超小型計算機が分散・協調して動作するセンサネットワークシステムの研究と開発を行っています。藤田 玄 講師 【微分幾何、シンプレクティック幾何】多様体とよばれる高次元の曲がった図形の性質を微積分を駆使して調べています。特に、物理学とも関係するシンプレクティック多様体と呼ばれるものを研究しています。村岡 梓 講師 【計算物理、計算分子科学】物質の電子状態を第一原理計算により解明し、分子物理・分子物性の理論的研究を行います。専攻の三つのポリシー(ディプロマ・ポリシー、カリキュラム・ポリシー、アドミッション・ポリシー)は、本学ホームページ入学案内-大学院入学案内をご覧ください。理学研究科 数理・物性構造科学専攻27Voice 数理・物性構造科学専攻OG表面物性研究の実験 大学院では2年間じっくり研究に取り組めることに魅力を感じ、進学を決めました。研究は超伝導体を用いた発振回路の作成をテーマに、シミュレーションとデータ測定を繰り返しました。地道な作業で思うような結果が出ず不安になることもありましたが、先生からの熱心なご指導に支えられ、無事修士論文を提出することができました。 研究を通じ、ただ知識を得るだけではなく、地道な努力と粘り強く取り組むことの大事さを再認識しました。そして日々の積み重ねによる成果から、喜びや達成感が得られました。一つ一つ確実に進めていくことは今の業務でも大切です。私は現在、鉄道信号の工事設計をしていますが、研究を通じて身についた物事への取り組み方が業務に役立っていると感じます。今後も大学院での貴重な経験を生かし、日々精進したいと思います。M.S.数理・物性構造科学専攻博士課程前期 2008(平成20)年修了東日本旅客鉄道株式会社 勤務「マンデルブロー集合」のセミナー