ブックタイトル日本女子大学大学院 GUIDE2016

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概要

日本女子大学大学院 GUIDE2016

25〈2015年度専任教員〉(特別研究担当者)紹介 【専門分野】Voice 相関文化論専攻OG多様な文化の諸現象を複眼的に考察し、新たな文化学の構築を目指します 前期課程では、文化の諸問題を、まず地域(日本、西洋、比較)と分野(芸術、文芸、思想)の特殊性に焦点を当てて専門的に考究します。さらにその上で、それら相互の相関性を捉えることができる複眼的思考能力を養成します。後期課程では、そうした相関性を、より高次元から集約しうるような相関文化論的視座の獲得を目指します。そのために、芸術論・文芸論・思想論・文化形態論等をリンクさせた重層的複合的な教育体制を設け、そのもとで、各院生の研究テーマに即した個別的な指導が行われます。日本メナード化粧品、朝日カルチャーセンター、NHK文化センター、セイショウ・トレーディング・インコーポレーション、葛飾区立図書館、荒川区教育委員会、福井市立図書館、学習院大学経済学部、学習院大学外国語教育研究センター、日本女子大学人間社会学部文化学科、伊勢半、福岡今岡、アイ・エム・ジェイ、テラ、アンパンマンミュージアム など于 保田 教授 【中国考古学】シルクロードについてかなりの謎が解明されないまま、今日に至っているのも事実です。今、ロード形成の要因を分析しています。奥波 一秀 准教授 【音楽文化】ヴァーグナーの楽劇などドイツ近代の音楽文化を中心に、文化と政治の関係について研究しています。木村 覚 准教授 【西洋近代の美学、ダンス研究、現代美術批評の研究】近年は暗黒舞踏やポストモダンダンスなど1960年代以降の芸術表現について精力的に研究しています。C.A.ゲイル 准教授 【近代日本の歴史・社会・ジェンダー論】「開かれた日本研究」をテーマに、日本近現代史、戦後歴史記憶および戦後日本における女性・地域・労働者に関する問題について研究しています。河本 真理 教授 【西洋美術史】西洋美術史、とりわけ近現代美術を専門としています。20世紀美術のコラージュを中心に、世界大戦の表象の問題とも絡めながら研究しています。坂井 妙子 教授 【19世紀イギリス文化史・服飾史】イギリスらしさについて、さまざまな文献から探っています。杉山 直子 教授 【アメリカ文学】アメリカ合衆国の黒人やアジア系といった少数民族の女性作家を中心に、文学に表現される「人種」の概念について時代背景等も考慮に入れつつ研究しています。高井 奈緒 講師 【フランス文学】19世紀後半のフランスにおける写実主義、自然主義文学。特に作家が身体や衣装をどのように描いたかについて研究を行っています。高橋 行徳 教授 【20世紀のドイツ文化】私の研究分野はカフカを中心とした20世紀のドイツ文化です。最近は、ゲルマニストとして培った手法を活かし、日本映画の研究にも領域を拡げています。田中 久文 教授 【哲学、倫理学、日本思想史】日本を代表する哲学者、西田幾多郎・和辻哲郎・九鬼周造らを、西洋哲学と東洋の伝統思想との接点において研究しています。田中 有美 講師 【比較文学・比較文化】アメリカ合衆国、日本、スペイン語圏の相互文化受容について研究しています。富田 恵美子・ドロテア 准教授 【ドイツ文学】現代ドイツ文化を代表する作家や思想家に焦点を当て、彼らのテクストに凝縮されているキリスト教思想の歴史について研究しています。中西 裕二 教授 【民俗学・文化人類学】民俗学・文化人類学的なフィールドワークの手法を用い、日本の宗教民俗文化、およびベトナムを中心としたベトナム民俗文化、華人文化研究を進めています。朴 倍暎 准教授 【韓国哲学、東洋哲学、日韓比較思想史】韓国の近現代哲学を東洋哲学、または日韓比較思想史とのかかわりのなかで分析していきます。水野 僚子 准教授 【日本美術史】日本美術史、特に中世絵画を専門としています。いわゆる「美術」だけでなく、さまざまな視覚表象をジェンダー・階級・民族等の観点から分析し、その社会的意味や機能の考察を試みています。三田 明弘 教授 【日中比較文学・説話文学】『今昔物語集』等の日本の説話集と『冥報記』『法苑珠林』等の中国の志怪小説や類書を仏教説話・怪異説話を中心に研究しています。山田 忠彰 教授 【倫理学・美学】ヨーロッパ(主にイタリア・ドイツ)の倫理・哲学思想と美学・芸術思想を勘考しつつ、Est-Etica(芸術倫理学・倫理美学・新唯美主義)のデザインを試みています。B.P.レウルス 教授 【フランス語・フランス文化・言語コミュニケーション】フランス語教育学や言語学で、言語の本質に関わる研究をしています。さらに現代フランス社会論や日仏比較文化にも領域を拡げています。 今日、特定の地域や専門分野に限定されたような、閉塞した文化論的パラダイムの再検討が迫られ、多元的な文化の接触・交流に基づく新たな文化の創造が求められています。本専攻は、こうした文化をめぐる動向に対して、学問的に対応しうる新たな文化学の構築を目指しています。そのために、諸地域間・諸分野間の文化の関係性を、その歴史性とともに追究できる豊かな教養と着実な研究能力の育成、さらには新たな文化価値を開拓しうる独創性の涵養を教育目標としています。 相関文化論専攻の授業の多くは、ごく少人数のクラスで行われます。私の在籍時もほとんどの授業が総受講者数3名程度で、時には自分ひとりだけということも。打ち解けた温かい雰囲気の中、仲間や先生と大いに議論して、じっくりと考えを深めることができました。また、本専攻の在籍者の研究テーマは地域的にも分野的にも多岐にわたっており、調査の手法や論の進め方も人それぞれです。授業を通じてそんな仲間の研究に触れ、意見を交わしていく中で、自分の研究についても新たな視点が得られました。先生方のご専門も幅広いので、さまざまな角度からのご指摘やご助言がいただけるのも、本専攻の大きな魅力です。私は修士課程修了後にまず大学で教壇に立ち、その後、現在の職に就きました。授業で扱う対象について自らの理解をいかに深めていくか、そしてそれをわかりやすく人に伝えるにはどうするべきか。大学院で学んだことを、常に反すうしています。A.I.相関文化論専攻修士課程 2004(平成16)年修了神奈川県立元石川高等学校 教諭専攻の三つのポリシー(ディプロマ・ポリシー、カリキュラム・ポリシー、アドミッション・ポリシー)は、本学ホームページ入学案内-大学院入学案内をご覧ください。人間社会研究科 相関文化論専攻日本女子大学大学院修了後の主な就職先カリキュラム構成授業風景〈比較文化論特論講義〉