ブックタイトル日本女子大学大学院 GUIDE2016
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日本女子大学大学院 GUIDE2016
6文学研究科?日本文学専攻?英文学専攻?史学専攻アドミッション・ポリシー(博士課程前期) 科学的批判精神と洞察力をもって、人間精神の生み出した文化の諸相―文学・言語・歴史―を、主として言語資料をとおして、普遍と個別の面から追求していくことを目指し、広く豊かな学識を培い社会に貢献することのできる人材を養成することを目的としています。■人材養成・教育研究上の目的●日本文学(日本文学、日本語学、日本語教育学、漢文学、図書館学)、 英文学(イギリス文学、イギリス文化、アメリカ文学、アメリカ研究、言語・英語)、 史学(日本史、東洋史、西洋史)のいずれかの分野での研究を希望する人。アドミッション・ポリシー(博士課程後期)●博士課程前期で培った専門知識と研究方法により、さらに高度で独創的な研究の継続を希望する人。●人文学に関わる高度な専門知識をもって社会に貢献したいという意欲をもった人。 文学研究科は、本学大学院の中では早くから設置され、日本文学・英文学・史学の3専攻から構成されています。 博士課程前期では、専門知識を深めた多くの修了生が、企業で、そして中学校高等学校教員や日本語教員、司書、司書教諭、学芸員として活躍しています。大学院で学びながら、学部の資格関係の授業を履修し、新たに資格を獲得して、社会により広い活躍の場を得た学生もいます。博士課程後期からは、博士の学位を得て大学の教員や研究機関の研究者として活躍する多くの人材を輩出しています。このように本研究科では、専門的職業人と研究者養成の双方にまたがるカリキュラムを充実させ、教員によるきめ細やかな指導体制が、各領域に寄与しうる人材の育成を支えてきました。 また本研究科は、就職・結婚・出産・育児・介護など女性のライフコースに伴う諸々の事情によって、勉学や研究から離れざるをえなかった女性たちのセカンドチャンスの場ともなるよう、「社会人出願」や「長期履修学生制度」などの支援体制も整えています。文学研究科は、文学・言語・歴史という研究分野の最先端を切り拓いてゆく歓びと、その成果を社会に還元する歓びとを、より確かなものにする可能性に満ちた場を提供しています。人間性の核心と拡がりとに向かう 文学とは、古来、言葉を媒介とした人間の文化の諸相を広く概括した表現でした。近代の科学・学藝の進展は文学研究の分野を拡げると同時に細分化をもたらしましたが、文学研究が総合的な人間性のありかの追究であることに変わりはありません。わが文学研究科は、日本文学専攻・英文学専攻・史学専攻からなるコンパクトな編成です。まず、それぞれが最新の研究に必須な独自の研究分野と精緻な方法意識とを涵養することに努め、その上で、文学・言語・歴史に共通する普遍的な精神を遊弋できるよう、互いに連携して学際的なカリキュラムを設定しています。文学研究科委員長英文学専攻三神 和子 教授文学研究科の特色文学研究科委員長からのメッセージ日本文学専攻英文学専攻史学専攻■ 「より広く・より深く」を実現するカリキュラム = 基礎学と学際的関心 言語や書記法の異なる、第一次史料や資料あるいは古典籍の解読に必要な、語学・言語学・文献学などが、各専攻で開かれていますが、同時に、専攻を横断して学ぶことができます。一方で、学際的分野や現代社会の諸問題に関するテーマなど、地域や時代を超えたさまざまな領域をカヴァーした講義や演習も開講しています。学生の多様で意欲的な知的好奇心と研究意欲に、十分応えられるカリキュラムが用意されています。■ 幅広い国際的な学術交流 = 尖端領域と学術の還元 日本のみならず、海外からも気鋭の研究者を招き、学術交流の研究会を催し、学内、学外の研究者や市民に公開しています。ワークショップ、講演会、シンポジウム、上演、ディスカッション等の形をとって、最先端の知識や問題意識の交流の場となるよう、活発に活動しています。昨年度行われた研究会のテーマの一部は次の通りです。新内上演「樋口一葉『たけくらべ』-生成・認知・流通-」「定家のもたらしたもの―文字と仮名遣い」(日本文学専攻)/「Romeo and Juliet : The Pageand the Stage」「やりとりの言語学-場から生まれることば」(英文学専攻)/「音楽の突端、辺境の音楽」「マルグリット・デュラス生誕百周年記念 映画と討論~来日するマリー・ダリュセックとともに」(史学専攻)■ 多様な研究の支援 = 博士論文の刊行費の助成も 全研究科を対象とした、成瀬仁蔵先生記念賞、日本女子大学学業成績優秀賞・研究奨励賞、日本女子大学大学院奨学金、森村豊明会奨励賞、日本女子大学特別活動給付奨学金などの他に、文学研究科独自のものとしては、茅野蕭々・雅子記念奨学金と日本女子大学大学院文学研究科博士論文出版助成金とがあります。特に後者は、本研究科で、新たに課程博士を取得した学生を対象としたものです。■ 生活スタイルに合わせた研究計画 現在の仕事を続けながら学位(修士)を目指して、研究あるいは教育の可能性を伸ばしたい方には、博士課程前期では、自分の生活スタイルに合わせて、2年間の授業料で履修期限を3年あるいは4年として学ぶことができます。各専攻で博士号を取得し、単行本研究書として刊行された論文新内上演「樋口一葉『たけくらべ』―生成・認知・流通―」ユマニテゆうよく16 MessagePoint