ブックタイトル日本女子大学大学院 GUIDE2016
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日本女子大学大学院 GUIDE2016
13人間生活学研究科?人間発達学専攻?生活環境学専攻 本研究科は、各専攻における基礎となる専門分野の究明はもとより、常に変貌する社会情勢や環境を直視しながら諸現象を広範囲かつ学際的研究手法によって総合的に解明する、創造力、応用力豊かな人材を育成することを目的としています。■人材養成・教育研究上の目的アドミッション・ポリシー(博士課程後期)●生活を取り巻く諸問題の解決のため、より高度の専門的な研究方法を身につけたいと希望する人。●人間と生活について深く研究し、その成果によって社会に貢献したいという意欲をもった人。集まれ、知の牽引者たち 人間生活学研究科は、既設の家政学研究科修士課程を基礎としていますが、その専門領域にとらわれることなく、自然・社会の諸環境の近年の著しい変化に広く対応した人間生活全般にわたる学際領域への研究展開をはかるべく、個別に組織された後期3年のみの博士課程です。基礎となる個々の専門研究を深化するとともに、生活を広範囲かつ総合的に捉え、新しい次元を目指す研究の発展と、前述の目的達成のために「人間発達学専攻」と「生活環境学専攻」の2専攻によって構成されています。本研究科の修了者には、博士(学術)の学位が授与されます。人間生活学研究科専攻主任からのメッセージ修了生からのメッセージ人間発達学専攻生活環境学専攻 人間発達学専攻では、生活環境学専攻と合同で毎年度2回、博士論文の審査が行われています。いくつかの段階を経て公聴会および最終審査が実施されます。学位授与式での新博士の喜びに輝いた顔を見るのは、私たち指導教員にとってもこの上ない喜びです。本専攻で修得された専門知識と技能を活かし、総合的な判断力と創造的な研究能力をもって広く社会に貢献されることを期待しております。 震災からの復興や雇用問題、少子化と高齢社会など現代社会の課題は枚挙に暇がないほどです。人間と生活について総合的にみつめ、現代社会の課題を発見し解決を模索すること、それらに関する研究を通じてこれからの生活に寄与することが生活環境学専攻の目的です。生活者の視線を大切にしながら先端的な研究を通じて、社会や地域に貢献できる研究者・教育者に育つものと信じております。Y.S.川村学園女子大学教育学部幼児教育学科 准教授人間発達学専攻博士課程後期2009(平成21)年修了学位:博士(学術)Y.T.共立女子大学家政学部被服学科 准教授生活環境学専攻博士課程後期2010(平成22)年修了学位:博士(学術)人間発達学専攻五関 正江 教授生活環境学専攻高増 雅子 教授 大学院では、共同研究に参加させていただいたことを機に「言葉を十分に話す前の乳幼児と親がいかに絵本を読みあうのか」を探究しました。考え続ける中、発達研究会で新たな解明へと導く文献と出会い、研究の面白さを知ることになりました。また、粘り強く研究に向かう姿勢や、学会・論文発表の方法や意味等、大学院で出会った方々がお教え下さいました。とくに3年間在籍後、児童学科で助手・助教として勤務し、博士論文を提出するまで、温かく支え、研究や教育活動についても御指導・御助言賜りました先生方には、心より感謝致しております。 現在、大学教員として学生たちとともに考え議論し、子育てをする母親としても新たなことを経験しながら、子ども(人間)理解を深めております。大学院において、じっくりと一つのことを探究し培ったことは、全て今につながり土台となっていることを痛感致します。これからもさまざまな出会いを大切に、研究や教育活動に邁進していきたいと思っております。 私は染織品の修復に長年携わってきました。博物館や美術館に所蔵される貴重な染織文化財である能装束について、体系的な研究の必要性から本学に入学し、能装束小袖物の形状変遷について研究に取り組みました。本研究科は教授陣が充実しており、温かくご指導をして下さり、研究設備も整っています。そこで、長年調査収集しておりましたデータを有効かつ多面的に捉えられるよう、高度なご指導をいただき、時には専門を超えてご協力いただけることもありました。その結果、最短期間で成果を上げ、学位を取得できました。これもひとえに、先生方のご指導なしでは不可能であったと、心より感謝しております。また在学中には、住友生命主催の「未来を築く子育てプロジェクト」女性研究者への支援部門で受賞いたしました。研究内容が認められ、研究を助成していただけることは、研究と育児を両立する励みとなりました。このように、本研究科では研究に邁進できる、素晴らしい環境が整っており、充実した研究生活を送ることができます。現在は、共立女子大学の教員として教育、研究に取り組んでおります。本学での貴重な経験を学生に還元し、また学び続けることの大切さを伝えていきたいと思っております。MessageMessage人間発達学専攻生活環境学専攻